先日1月18日、シンガー・ソングライターのデビッド・クロスビーさんが亡くなられました。
享年81歳だそうです。
21世紀も20年以上たつと、60年代・70年代に活躍されていたアーティストも高齢化し、こういう訃報も相次ぐようになってきます。
これだけは、どうしても避けられないことではあるのですが。
そんなデビッド・クロスビーですが、彼はソロ・アーティストとしても有名だったようですが、私の場合、年代的にどうしても、クロスビー・スティルス&ナッシュ(以下:CS&N)のメンバーだったことぐらいしか知りません。
このユニット、読んで字のごとく、デビッド・クロスビー、スティーブン・スティルス、グラハム・ナッシュといった、各々活躍していた3名のソロ・アーティストが結成したユニットです。
のちに、スティーブン・スティルスの盟友でもあったニール・ヤングが加わり、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(以下:CSN&Y)となります。
この『組曲:青い瞳のジュディ』は、CS&N時代の楽曲で、作曲はスティーブン・スティルス。
タイトルから察する通り、組曲とあって7分にも及ぶ長い曲となっております。
もともとこの歌は、メンバーの1人であるスティーブン・スティルスが実体験した失恋の歌。
そして、タイトルにもなっているジュディなる人物は実在するそうです。
失恋の痛手を7分間も歌い続けるなんて、よっぽど好きだったんでしょうね。
この曲は、70年代のアメリカン・ニュー・シネマの代表作『いちご白書』の挿入歌ともなっており、失恋ソングでありながら、なぜか軽快なリズムか心地よい楽曲となっております。





初登場は1969年9月27日の105位。
同年11月29日より2週連続21位を記録しています。




<<和訳はこちら>>


ちなみに、福山雅治の『ピーチ』では、この曲のオマージュが含まれています。




そのデビッド・クロスビーがCSN&Y時代に書いた曲がこちら。
ふだん洋楽をあまり聞かない人には、ちょっととっつきにくいかもしれませんが、間奏のギターのリフがなかなかカッコよく、私は気に入っています。