Seperate Ways (Worlds Apart)(セパレート・ウェイズ)/Journey(ジャーニー)
彼らにとって通算8枚目のスタジオ・アルバム『フロンティアーズ(Frontiers)』からのシングル・カット。
…なのですが、この曲、日本ではすっかりWBC及び侍ジャパンのテーマソングのようになっております(サッカー日本代表関連の記事はこちら⇒⇒⇒)。
おそらくその勇壮なメロディが、まさにこれから戦に挑もうとする戦士(サムライ)をイメージさせるのでしょう。
ところが、その歌詞を紐解いてみると、これがまた侍(サムライ)のイメージとは、ほとんどかけ離れたものだったわけです。
「ボクと君は別々の道を歩むけど、僕は君を愛している。ずっとそれを忘れないで」
という、まさに男の未練たらしさを、タラタラと綴った歌だったわけであります。
これのどこがサムライ?
ただ、この歌ができた背景には、メンバーの苦悩が背景に遭ったようで、この曲が作られた当時、メンバーたちは多忙なツアーで自分たちの生活を犠牲にしなければなりませんでした。
それが原因で、幾人かのメンバーは離婚を経験するわけですが、「そんな苦境の中でも得られるものがあるんじゃないか」という思いから、この曲が出来上がったのだとか。
なるほど、そう考えればこの曲、WBCなどに挑む「侍ジャパン」に通ずるものがあるかもしれません。
ところで、この曲を聞いてもらえればわかるのですが、ボーカルのスティーブ・ペリーの声、『ドント・ストップ・ビリーヴン』のときとは、声の状態が打って変わっています。
おそらく先述した、過酷なツアーによる影響もあるのでしょう。
それとは別に、スティーブ本人の告白によると、彼は一時期、日本のワサビにすごくハマっていたそうです。
「とにかく、何を食べるにも、ワサビをつけないと食べられないぐらいにハマってしまった」とのこと。
そのワサビの刺激が、彼の声を変えてしまったのでしょうか?
とはいっても、声が変わってもスティーブ・ペリーはスティーブ・ペリー。
この声はこの声で、なかなか味があっていいと思います。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
初登場は1983年2月5日の36位。
同年3月19日より6週連続8位を記録しています。
<<6週連続8位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
(注)PVは、目も当てられないぐらいにダサダサです。
『SONY MUSIC TV』で、ジャーニーの特集をやっていた時に使用されたのはオフィシャルPVではなく、こちらの映像。
それ以来、私はずっとこれが正式なPVだとばかり思っていました。
当時のプロデューサも、あのPVだけは使いたくなかったんでしょうね。
コメント
2 件のコメント :
侍ジャパンはやはりこの曲ですね!全勝でベスト4進出、圧倒的な強さ!観測史上最も早い記録に並ぶスピードのソメイヨシノ開花宣言で春到来~!今日は揺り戻しの花冷えとなりましたが、来週は全国的にお花見ウィークとなりますね~!マスク装着も不要・飲食を伴うお花見も解禁、日本人の喜びが溢れる高揚感・満開の春になりそうです!
>ローリングウエストさん
私は野球よりもサッカー派ですが、それでもやはり、日本代表が勝ちあがってくれると嬉しいですね。
次はメキシコですが?
もうここまでくると、どのチームも実力は拮抗している者と思われますので、気を抜かずに勝ち進んで欲しいですね。
コメントを投稿