V6がカバーしたことでも有名になったこの曲は、もともとはNHKの『みんなのうた』で放映されていた楽曲です。
それがきっかけで大きな反響を呼び、やがて長野オリンピックの閉会式でも歌われるようになりました。
歌っているのはAGHARTAという"謎の地底人"ユニット。
リーダー格である長万部太郎を中心に、8人で結成されました。
ちなみにこの長万部太郎という人の正体は、角松敏生さん。
そうです、このユニットのコンセプトは、突然、日本各地に出没した謎の地底人、という設定になっています。
この曲が長野五輪で使用された経緯については、どうやら世論に後押しされたことが要因のようです。
そんな経緯があるからでしょうか、平成30(2018)年ごろまでは、YouTubeのコメント欄には「この曲を、東京オリンピックでも使用して欲しい」との意見が多く見かけるようになりました。
それもそのはず、何しろ巷では「東京五輪の開会式には嵐が出演する、いや、他のジャニタレが出演する」という噂でもちきりでしたから。
「それだったら断然、こっちの方がいいに決まってる!」という風潮が強まっても、当然かもしれません。
なお、曲のタイトルですが、AGHARTAのシングルバージョンでは『ILE AIYE~WAになっておどろう』となっています。
タイトルにあるILE AIYE(イレアイエ)とは、ビートルズの『オブラディ・オブラダ』と同様、ヨルバ語です。
意味は「生命の家」。
長野五輪のときには選手村でもBGMとして流れていたらしく、海外の選手からも好評だったようです。


※この開城との一体感、凄すぎです。

見れない場合はこちらを。
https://www.youtube.com/watch?v=BgYj0675PjQ


長野オリンピック閉会式でのライブはこちら。
あまりにも盛り上がりすぎて、選手たちがなかなか帰ろうとはせず、「選手の皆さん、ご退場ください」というアナウンスもガン無視状態になっています。
本来、東京オリンピックもこうあるべきだったのですが…。




NHK『みんなのうた』で使用されたPVはこちら。
そのころのタイトルは『WAになっておどろう』でした。