この曲、ずっとポール・モーリアがオリジナルだとばかり思っていました。
でも、違ったんですね。
もともとはヴィッキー・レアンドロスという人が歌った楽曲で、1968年の「ユーロビジョン・ソング・コンテスト1967」で4位に入賞し、それがきっかけで世界中に知れ渡った楽曲のようです。
なるほど、言われてみればこの歌詞付きのオリジナル、聞いたことがあるような。
…と思っていたら、なんてことはない、いつもお世話になっている音時さんのブログで、ちゃっかり紹介されていました。
そのコンテストで世間に知れ渡った楽曲は、のちにポール・モーリアがインストゥルメンタルとしてカバーし、世界中で大ヒット。
なんと、歌詞がないにもかかわらず、全米ヒットチャートで5週連続1位を獲得しています。
その同時期に流行していたのが、ビートルズの『ハロー・グッドバイ』。
この名曲と肩を並べるほどの大ヒットですから、大してものです。

ちなみに、ヴィッキー・レアンドロス本人は、ギリシャのコルフ島生まれ。
レコードデビューは西ドイツという経歴の持ち主。
1970年には再び再び同コンテストに、ルクセンブルク代表として出場。
『想い出に生きる』を歌って、見事優勝してリベンジを果たしています。
世界的に活躍するようになってからは、ヴィッキー・レアンドロスではなく、「ヴィッキー」名義でレコードを出しているようです。




<<音時さんによる和訳はこちら>>


こちらが有名な、ポール・モーリアのバージョンです。
タイトルは『Love Is Blue』となっています。
人によっては、歌詞のないバージョンを聞いて「ああっ! この曲は!」という方がおられるかも?




こちらがポール・モーリア・バージョンのチャート・アクションです。
初登場は1967年12月23日の119位。
翌年2月10日より5週連続で1位を記録しています。




ついでに、ポール・モーリアの曲を3連発。
現在では、なぜなマジックのときに使用するBGMの定番となっている『オリーブの首飾り』。
もし、余興かなにかでマジックを披露される方がおられたら、こちらをBGMとして使用されてみては?




こちらも、聞く人によってはピ~ン!とくる、超有名曲です。




えっ!?
まさか!?
これが『渡鬼』の元ネタだったとは!




最近は、こんなダンス・バージョンもあるみたいです。