Communication Breakdown(コミュニケーション・ブレイクダウン)/Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
ビートルズとローリング・ストーンズと共に、20世紀のロック史に燦然と輝くロック・バンドと言えば、やはりレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)ではないでしょうか。
彼らがどれだけすごいのか。
ある人から聞いた話なのですが、20世紀の終わりごろか21世紀の初頭頃に、とある音楽雑誌が、野球のオールスタ投票ののように、「20世紀の夢のロックバンドを作ろう」という企画があったそうです。
もちろんこれは、その音楽雑誌によるシミュレーション企画だったようで、実際に彼らが演奏するわけではありません。
そのファン投票の結果、夢のオールスターバンドは以下のようになったとか。
ギター部門第1位…ジミー・ペイジ、ボーカル部門第1位…ロバート・プラント、ベース部門第1位…ジョン・ポール・ジョーンズ、ドラム部門第1位…ジョン・ボーナム
えっ! それってレッド・ツェッペリンじゃん。
つまり、ファン投票の結果、夢のバンド、オールスター・バンドはすでに実在していた、ということになるそうです。
そんな彼らの楽曲の中で1曲目に紹介したいのは、やはりこの曲『コミュニケーション・ブレイクダウン』かな。
この曲は、1990年に発売されたベスト盤の名盤『レッド・ツェッペリン・リマスターズ』の1曲目に収録されています。
一発目からあまりにもインパクトが強烈だったため、この曲がデビュー曲だとずっと思っていました。
ところがこの曲、シングル盤のB面収録だったそうです。
これがB面というのも、これまたすごいというかなんというか…。
このように強烈なインパクトを受けたのはどうやら私だけではなく、音楽評論家の重鎮・渋谷陽一さんもその1人
渋谷さんは、テレビでこの曲を初めて聞いて、「人生が変わるほどのショックをうけた」そうです。
1970年には、イギリスの有力紙『メロディー・メーカー』の人気投票にて、7年連続1位だったビートルズを追い抜いて、彼らが1位に輝いています。
まさに、70年代に新しい歴史を刻んだロック・バンドの1つと言っても過言ではないでしょう。
※こちらが、渋谷さんが衝撃を受けたとされるテレビ映像です。
そして、最初に流れているのが彼らのデビュー曲『グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』です。
<<和訳はこちら>>
ちなみに、この曲が収録されているA面が『Good Times, Bad Times』です。
当時8歳のよよかバージョンでどうぞ。
「やっぱりZEP(レッド・ツェッペリンの愛称)はライブでなきゃ!」
という方はこちらを。
相変わらず、レコード通りに演奏しない彼ら。
とても、同じ曲とは思えません。
コメント
4 件のコメント :
おはようございます。
こちらでZEPとは、ちょっと意外なセレクトですね。
この曲、ちょっとブルージーなロックで、ZEPらしい初期の名曲です。
ついついロバート・プラントやジミー・ペイジに目がいきがちですが、私はやっぱりドラムのボンゾの音に初めて聞いたときビックリしました。この曲のドラムはノーマルなリズムですが、ちょっと間を抜かしたりとか、凄いフィルインを入れてくるんですよね。
ZEPは奥が深いですね。
240さん、コメントありがとうございます。
そういえば桑田佳祐さんが初めてZEPを聞いたときには、「ドラムの音がやたらでかい」という印象だったそうです。
私の世代だと、ヴァン・ヘイレンで派手なドラムにはなれていますが、当時の若い人たちが、はじめてボンゾ(ジョン・ボーナムの愛称)のドラムを聞いたときには、さぞや腰を抜かされたと思います。
その後、プログレやハードロック、ヘヴィメタルで、やたらドラムの音が目立ち始めたのも、もしかしたらボンゾの影響が大きかったのかなと。
デビュー盤の炎上墜落飛行船ジャケットⅠ(1969)からのハードナンバーはやはり「コミュニケーション・ブレイクダウン 」ですね。ブレイクシャウト多用・重暑なドラム&ベース、リードギターがギンギン冴えわたるこれこそロックの醍醐味という印象曲です。ヘビーメタル(ハードロックの象徴語)のルーツとなったバンド名は「鉛の飛行船」はザ・フーのキース・ムーンが名付け親のようですね。
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
ZEPの曲って、歌メロよりもギターのリフを口ずさんでしまう楽曲も多いですよね。、
『コミュニケーション・ブレイクダウン』なんて、まさにその典型例。
♪デデデデデ…ジャーンジャンジャン!
って感じです。
コメントを投稿