Don't Answer Me(ドント・アンサー・ミー)/The Alan Parsons Project(アランパーソンズ・プロジェクト)
本日、9月29日は「中秋の名月。
こういう洋楽ブログをやっていると、やはり"月"をテーマにした楽曲も外せません。
そんななか、"月"と言ってどうしても思い出す楽曲はこちら。
「えっ? 何で?」って思われる方も多いかもしれませんが、そのココロはといえば…
まあ、これはPVを見てもらえればよろしいかと思います。
そんな『ドント・アンサー・ミー』を歌っているアラン・パーソンズ・プロジェクトですが、結成は1975年です。
ビートルズで有名になったアビーロード・スタジオでエンジニアをやっていたアラン・パーソンと、ソングライターとして働いていたエリック・ウールフソンがタッグを組んだのがきっかけでした。
ただし、その名前がさすように、このユニットはあくまでもプロジェクト・チームであって、固定メンバーはアランとエリック以外は、毎回レコーディングごとにメンバーが変わっているそうです。
当初は、ライブもやらず、顔を表に出さない覆面アーティストのような形式をとっていました。
それだけに、彼らのPVはユニークなものが多いです。
この『ドント・アンサー・ミー』もそのひとつで、アニメーションを駆使したアメコミ風なPVが評判となりました。
ちなみに私は、このPVの主人公(?)が一発逆転の右ストレートをお見舞いするシーンは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のジョージ・マクフライがビフに浴びせた渾身の一撃を連想さしてしまいました。
当然、ロバート・ゼメキスも、このPVを見てあのシーンを思いついた、というわけではないはずなのですが。
なおこのプロジェクト・チームは、1990年に解散。
アラン主導でライブ活動を始めたのは、その解散後のことのようです。
初登場は1984年3月3日の70位。
同年5月5日に最高15位を記録しています。
なんと、「桃の節句」で初登場し、「端午の節句」で最高順位を記録。
どうせだったら、その最高順位も35位だったらよかったのに。
…なんてのは、あまりにも出来過ぎてますね。
<<最高15位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
和訳版はこちら。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
西城秀樹さんによるカバーです。
こちらは原曲と違って、主人公は女性になっています。
コメント
2 件のコメント :
「アラン・パーソンズ・プロジェクト」大好きです!アビイ・ロード・スタジオのエンジニアとしてビートルズ後期名盤やピンク・フロイド(原子心母・狂気)を手掛けたアラン・パーソンズが、 「エドガー・アラン・ポーを題材にした作品を一緒に作ろう!」とソングライターのエリック・ウルフソンにアイデアを持ち掛けて意気投合して1976年結成されたプロジェクト集団は素晴らしいです。衝撃のデビュー盤「怪奇と幻想の物語 ~ エドガー・アラン・ポーの世界」(1976)とRWが彼らの隠れた最高傑作と評する愛聴名盤2nd「アイ・ロボット」(1977)が素晴らしいです!3年前に初期2名盤をレポしましたが第2編そろそろコチラも準備しなくっちゃ!次回は1970年代末期にリリースした「ピラミッド」(1978)「イヴの肖像」(1979)からの名曲特集を予定しています。このあたりから陰鬱な曲が少なくなり明るいPOPサウンドの変化を見せる「アラン・パーソンズ・プロジェクト」のPOPS化って感じでしたね。ドント・アンサー・ミー」の公開記事はまだまだ数年後になりそう・・。
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
APPといえば80年代以降しか知らない私としては、本曲が収録されている『アンモニア・アヴェニュー』のほうをよく聞いていました。
といっても私の場合、このアルバムは大人買いだったわけですが…。
このアルバムを購入した当時は、YouTubeなんてものはなく、『ドント・アンサー・ミー』などは、そのPVを記憶を頼りに脳内再生しながら聞いていました。
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