ギルバート・オサリバンは1946年アイルランド生まれのシンガーソングライター。
デビューは1969年ですが、そんな彼のもっと有名な曲といえば、72年にリリースされた『アローン・アゲイン』。
この曲は日本でも、CMソングやいろいろな場面のBGMとして使用されています。
なかでも伝説的だったのは、テレビアニメ『めぞん一刻』のオープニング。
たしか第24話の1回だけ、この曲がオープニングとして使用されています。
その後、この曲が使用されなかったのは、諸説ありますが、やはり著作権等の問題があったようです。
要するに、番組の制作者側がオサリバンのこの曲を、無断で使用したということでしょうね。
ところでこの曲、その爽やかな曲調とは裏腹に、その誌の内容はかなり物悲しい内容となっております。
私は草刈正雄さんのカバー曲でその訳詞の内容に衝撃を受けたのですが、そのカバー曲、オリジナルの歌詞にかなり忠実なんだとか。
そんでもって『Alone Again』の和訳を調べてみれば、"悪い意味"で期待を裏切らない歌詞でした。
曲の雰囲気が良いもんだから、洋楽カラオケでチョイとええカッコしてやろうと思い、英語もわからないのに友人の結婚式の披露宴で歌おうものなら、大変なことになります。

それぐらい、この曲の雰囲気と歌詞の内容とのアンバランスさが際立っている名曲も珍しいのではないでしょうか。
とりあえず、オサリバン本人は「実話や体験談ではない」と断言しているようですが。




初登場は1972年6月17日の88位。
同年7月22日より4週連続、8月26日より2週連続、計6週間1位を記録しています。




草刈さんのカバーの音源が見つからなかったので、代わりと言っては何ですが、こんな人のカバーの動画を貼っておきます。
その草刈さんのカバーを探していたら、たまたま見つけたのですが、誰だかわかりますか?




幻となった『めぞん一刻』のオープニングです。