いよいよパリオリンピックが開幕しました。
今回ご紹介する『炎のランナー(チャリオツ・オブ・ファイヤー)』は、1981年に公開された、同名映画の主題曲となっております。
そしてその映画の舞台こそが、まさに、その100年前のパリ・オリンピック。
走ることによっ栄光を勝ち取り真のイングランド人になろうとするユダヤ人と、神のために走ることを使命とするスコットランド人牧師の人間模様を映画いた、スポーツ・ヒューマン・ドラマ(Wikipediaより)。
映画は1度だけ洋画劇場でしか見たことがないので内容は忘れましたが、この曲は、私のお気に入りです。
しかも、インストでありながら全米№1に輝いています。
演奏しているのはヴァンゲリスというギリシャ人の、キーボーディスト及びシンセサイザー奏者。
彼は2022年に79歳で亡くなっていますが、もしあと10年生きていたら、パリ五輪の開会式では、この曲を演奏で披露してくれたかもしれません。
なお1997年の世界陸上では、開催地がアテネということもあって、開会式では彼の生演奏が披露されました。
この曲は日本でも頻繁にBGMとして使用されているため、おそらく誰もが一度は耳にしたことがあると思われます。
シンセサイザーを多用しながらも、ピアノの主旋律がとても印象的。
そのためか、あのピアノの貴公子 リチャード・クレイダーマンもカバーしたほどです。
そんなヴァンゲリスですが、2002年にはオリンピックならぬ、サッカー・ワールド・カップ日韓大会で、「公式アンセム」を作曲。
日本にも縁の深い人物でした。
なお映画『炎のランナー』は米英のアカデミー賞作品賞を受賞。
このテーマ曲は、その米英アカデミー賞の作曲賞も受賞しています。





初登場は1981年12月12日の94位。
翌年5月8日に1位を記録しています。

※1982年1月2日はビルボードがお休みのためデータはありません。

<<1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


1997年の世界陸上アテネ大会でのライブです。




本曲を聞かれて、「あっ!?」っと思われた方は、大正解かも?
そうです、ヴァンゲリスは昭53(1983)年に高倉健さん主演で公開された映画『南極物語』の音楽も担当していたんですね。




ついでに日韓W杯の「公式アンセム」です。