本日はハロウィンということでこの曲を紹介しようと思ったら、この曲、2002年のF1グランプリのスターティンググリッド紹介のBGMだったんですね。
本記事を書くにあたっていろいろ調べていくうちに、この事実を初めて知りました。
なるほど、この曲の持つ疾走感は、あのT-SQUARE同様にカーレースにぴったりきます。
日本のプロデューサーの選曲のセンスに思わず脱帽です。
そのスターティンググリッド紹介BGMとして使用された『ハロウィン』ですが、演奏しているのはインペリテリという、アメリカのヘヴィ・メタルバンド。
ギターのクリス・インペリテリとボーカルを中心に、1987年に結成されました。
皆さんもうお分かりのように、そのバンド名はクリス・インペリテリからとっています。
それゆえ、このバンドの固定メンバーは、彼のみ。
現在のボーカリストとされているロブ・ロックは、結成当初から在籍していたメンバーですが、脱退と再加入を繰り返しています。
この曲『ハロウィン』は、1997年にリリースされたロブ・ロック在籍時のアルバム『アイ・オブ・ザ・ハリケーン』に収録されている、インストゥルメンタルのナンバーです。
クリスのトレードマークともいえる、怒涛のギターの速弾きが特徴的で、こういうのが好きな人には、テンション爆上げな1曲となっております。
ここで少し彼の生い立ちを紹介しておきますと、彼が9歳のとき両親が自殺して、彼自身、孤児となっております。
そのため彼はどうやら、おばあちゃん子だったようです。
そんな境遇だったからでしょうか、彼のギターへの情熱の原点はやはり幼少期にあるようです。
「ギターは自分の怒りや感情を表現するための"道"を提供してくれた」と後のインタビューで語っています。
こういう裏情報を頭の片隅に置きながらこの曲を聞くと、同じヘヴィ・メタルでもちょっと違う見方ができるかも。





F1グランプリ・スターティンググリッドの様子もどうぞ。




ちなみに、こちらが昨年のハロウィンで取り上げた楽曲です(その記事はこちら⇒⇒⇒)。
こちらはバンド名がハロウィンです。
同じヘヴィメタのバンドですが、奏でているのはバラード。
さて、どちらがハロウィンにふさわしい音楽かな?