拙ブログの記念すべき第1回目の投稿以来の、ワム!の登場となります。
おそらくこの曲、『ケアレス・ウィスパー』は、80年代を代表する名バラードのひとつ。
全米ヒットチャートでは1985年2月16日付より3週連続1位を獲得。
その年の年間チャートでも、80年代最強のマドンナ(Madonna)の楽曲を抑えて、堂々の1位を獲得しました。
ちなみに、その年の年間チャート3位が同じくワム!の『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』。
同じ年の年間チャートで同じアーティストの曲が2曲もベスト3入りするのは、極めて異例のことだったそうです。
まさに、彼らの80年代における勢いが象徴された出来事といえるでしょう
この曲の甘いサックスフォンのイントロのフレーズは、誰もが一度は聞いたことがあるはず。
この大ヒットを受けて、日本でも西城秀樹や郷ひろみといった歌手がこの曲をカバーしています。
たしか『夜のヒットスタジオ』でこの2人が共演したときも、このカバーバージョンの歌い比べをしていました。
その時の外タレ・ゲストは、ワム!と同じくイギリスのアーティストであるスパンダー・バレエ。
やはり同じイギリス出身ということで、間近でライバルの曲を絶賛され、それを聞かされた彼らの心境ってどうだったんだろう?
当時の番組プロデューサーも、そこのところをもう少し気を使えばいいのにと思ったりしたものです。

ところで、このワム!ですが、結成は1981年。
小学校の同級生だったジョージ・マイケル(2016年に他界)とアンドリュー・リッジリーのデュオとして結成されました。
そしてこの曲、『ケアレス・ウィスパー』は、なんとボーカルのジョージが17歳の時の書いた曲!
のちにアンドリューも、この曲に手を加えているそうですが、ジョージはこの曲を例として「一度書いた曲は、捨てないこと」と、ソングライターの卵たちにアドバイスを送っていたそうです。




初登場は1984年12月22日の37位。
翌年2月6日より3週連続1位を記録しています。
12月29日はビルボードがお休みのため、データはありません。

<<1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)

和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>
この楽曲、当時17歳のジョージの妄想から出来上がったようです。


こちらは、郷ひろみさんのバージョンです。
2番の歌詞に、ちょっと生々しいフレーズが…




こちらは西城秀樹さんのバージョン。
当時のタイトルは『抱きしめてジルバ』となっていました。
以前見た動画では、郷さんのバージョンとは違い、コメント欄には英語のコメントが多いです。
やはりカバー曲としては、イメージ的にこちらの方があっているからでしょうか?