今年は辰年ということで、今回も前回に続いて「Dragon(龍)」にちなんだ曲をご紹介。
といっても、こちらはタイトルやユニット名に「Dragon(龍)」を冠しているわけではありません。
2番の歌詞にちらっと「You catch a pearl and ride the dragon's wings」というフレーズが登場するだけです。
歌っているのはエイジアというロックグループ。
エイジアとは読んで字のごとく、Asia(アジア)のことですね。
結成は1982年。
メンバーはジョン・ウェットン(ボーカル&ベース)、ジェフリー・ダウンズ(キーボード)、スティーヴ・ハウ(ギター)、カール・パーマー(ドラム)の4人組です。
彼ら4人は、もともとは各々のバンドで中心的な役割を担っていたメンバーで、それだけにこのユニットを「スーパー・グループ」と称する人も少なくありません。
とくにジェフリー・ダウンズとスティーヴ・ハウはイエスに、カール・パーマーはエマーソン・レイク&パーマーに所属していました。
なお、ダウンズとハウは、拙ブログで紹介した『ロンリー・ハート』の時には、すでにバンドを脱退しています。
そんな彼らが結成したバンドですから、ファースト・アルバム『Asia』(邦題はダサいです)も発売当時は大いに話題になり、1982年のアルバム・チャートでは年間1位を記録しています。
ちなみにこの曲、アルバムの1曲目に収録されていますが、レコーディングは一番最後だったようです。
これはゲフィン・レコードのプロデューサーであるジョン・カロドナーが「シングルになるような曲を作れないか?」とバンドに委託したところ出来上がった楽曲だそうで、先述した2番の歌詞の「You catch a pearl and ride the dragon's wings」のフレーズは、アルバムジャケットに誘発されて浮かんだフレーズだそうです。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


初登場は1982年4月17日の68位。
同年6月26日より4週連続4位を記録しています。



<<4週連続4位を記録した時のヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


※PVは凝っているのですが、こちらのバージョンは尻切れトンボになっています。




デーモン閣下によるカバーです。