この曲が収録されているアルバムは『クリムゾン・キングの宮殿』ですが、そのジャケットの強烈なインパクトから、「ついジャケ買いしてしまった」という方も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの1人なのですが、ただ私の場合、それ以前によく聞いていたエマーソン・レイク&パーマーのグレッグ・レイクが在籍していたということで、キング・クリムゾンに興味は持っていました。
まさか彼らの代表作にしてデビュー作のジャケットが、こんなにインパクトのあるものだとは、夢にも思っていませんでした。
リリースは1969年。
そして今回ご紹介するこの『21世紀のスキッツォイド・マン』は、アルバムの1曲目に収録されています。
以前紹介した、バグルスの『ラジオスターの悲劇』同様、ボイス・チェンジャーを効果的に起用した、彼らの代名詞的な代表曲です。
では、その「スキッツォイド・マン」とはどういう意味?
実はこれ、精神○常者という意味なのだそう。
よってこの曲の発売当初のタイトルは『21世紀の精神○常者』という、なんともおぞましいタイトルでした。
もちろんこのタイトルではいろいろと問題があるということで、いまから20年ほど前このようなタイトルに改変されました。
ただし、私が持っているアルバムでのタイトルは、以前のままですので、もしかしたらそのアルバム、意外とヴィンテージものかも。
それはともかく、このキング・クリムゾンは1968年にイギリスで結成されたロック・バンド。
リーダ的存在であるロバート・フリップ(g)以外はとても流動的なため、ほとんど彼のバンドのようになっています。
そんなキング・クリムゾンには、かつて拙ブログでも紹介したエイジアのボーカル&ベーシスト、ジョン・ウェットンも在籍していました。
なお、そのロバート・フリップは幼少期から地元のクラシックギターの教室に通っており、その同じ教室には、のちのメンバーとなるグレッグ・レイク(b,vo)も在籍していたとのことす(Wikipediaより)。
ちなみに、『妖怪ウォッチ』の『ゲラゲラポーのうた』でおなじみとなったキング・クリームソーダというユニット名は、このキング・クリムゾンから来ています。
おそらくノリとしては、B.B.クイーンズに近いのかもしれません。



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最近は、吹奏楽でも演奏されているみたいです。




一応、話題が出たので。