The Ghost at Number One(スーパースターに救いのてを)/Jellyfish(ジェリーフィッシュ)

2024年5月4日土曜日

 

ここでは、「楽曲のレア度」なるものは表記していませんが、もしそれを表記するなら間違いなく、★★★★☆か★★★★★でしょう。
何しろ、その活動期間は5年間で、わずか2枚のアルバムを残して解散してしまったユニットの楽曲ですから。
それでも私に言わせると、彼らは文字通りの"パワー・ポップ・バンド"の代表格です。
いや、むしろ、「パワー・ポップとはこういうもんだ」ということを体現できるbandかもしれません。 そんなジェリーフィッシュは1989年、アメリカはサンフランシスコにてアンディ・スターマー(vo,dr,key)とロジャー・マニング(key,g,vo)が中心になって結成。
そのサウンドはまさに、以前に紹介したロビー・バレンタイン同様、クイーンやビートルズを彷彿とさせます。
それゆえか、彼らの事実上のラスト・アルバムとなった『こぼれたミルクに泣かないで(原題は『Spilt Milk』)』は、本国アメリカよりもイギリスで成功を収めたようです。
ただし、英国では1週間だけ21位にランクされただけなんですけれどね。
今回ご紹介する『スーパースターに救いの手を』は、同アルバムからのシングルカット。
全米ビルボードの「モダン・ロック・チャート」で9位まで上がったそうです。
これはこれで、なんだかビミョーな立ち位置ですが、それでもこの収録アルバムがWikipediaで紹介されるほどの佳作。
斬新でありながら、どこな懐かしいにおいのするサウンドが、コアなファンの心をとらえ続けているようです。

なおジェリーフィッシュとは、日本語で「クラゲ」のこと。
さらにそれを漢字にすれば、「海月」もしくは「水母」となります。
漢字クイズや漢字のゲームのときのために、覚えておいても損はないかも…




<<和訳はこちら>>


アルバムの2曲目に収録されている『Joining a Fan Club(邦題は『ファンクラブに入るなら』)』は、かつてはPUFFYが、アルバム『59』でカバーしていたそうです。
なお、アンディ・スターマーは奥田民生とも親交があったため、PUFFYともゆかりのある人物。
それもそのはず、なにしろアンディはPUFFYの名付け親ですから。




なんと、こんな曲もカバーしていました。
この意外性で、ライブでも盛り上がった様子。
それでいて、完全に彼らの特有のパワー・ポップに仕上がっているあたりが、凄いです。。



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コメント

4 件のコメント :

ローリングウエスト さんのコメント...

ジェリーフィッシュのこのCD持っていますよ!魅力的な曲が多いのですが一般的にはマニアック過ぎてなかなか紹介記事に入れません。(笑)

かんた さんのコメント...

ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。

ちょっと手前味噌になりますが、やはり音楽ブログをやるぐらいの人は、このCDは要チェックですかね。
彼らの活動期間が短すぎるため、なかなか記事にまとめるのは難しいですね。

240 さんのコメント...

こんにちは。
ジェリーフィッシュはマニアックな存在ではないような気が(笑)。
もちろん私も昔、このアルバムは記事にしております。
大好きなんですよね…。

SOSはユニコーンとのインタビュー&コラボの、こちらの映像が大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=M24mEMH1bPo

かんた さんのコメント...

240さん、コメントありがとうございます。

ジェリーフィッシュは、マニアックというよりレアですね。
いわゆる、希少性が高いアーティスト。
人気はそれなりに高かったのに、アルバムは1枚か2枚しか出していなかった、っていうアレです。

>SOSはユニコーンとのインタビュー&コラボの、こちらの映像が大好きです。

日本の留学生からピンクレディが好きになったというのも、すごいですね。
今のように、日本の歌謡曲が世界的に再評価されている現状を見うると、アンディ・スターマーには先見の目があったということでしょうね。