Another Brick in the Wall(part2)(アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール)(パート2)/Pink Floyd(ピンク・フロイド)
この曲は、1979年にリリースされたアルババム『ザ・ウォール(The Wall)』収録されている曲で、本アルバムではパート1、パート2、パート3の3部構成からなっています。
なかでも最も有名なのが、パート2。
シングルとして発売されるやいなや、たちまち世界各国で第1位を記録しています。
そんな彼らの代表曲のうちの1つですが、その歌詞の内容がかなり過激。
「僕らに教育なんて必要ない」「思想管理などされたくない」と、当時の中学生たちが大合唱しているわけですから、まさに尾崎豊も真っ青な、反骨精神剥き出しのメッセージ・ソングであります。
それだけに、当時はこの曲、かなり物議を醸したとのこと。
そんな反骨精神を象徴しているのが、アニメを駆使したPV。
子供を精肉機械にかけてミンチにしたり、鞭を持った教師が金槌に変身したりと、アニメながらもあれを見たときは、ちょっとショックでした。
もともと、シングル発売しないことをポリシーとしているピンクフロイドにとって、11年ぶりとなるシングルなのだそうです。
初登場は1980年の1月19日。
同年3月22日より、4週連続1位を記録。
こちらがフルバージョンになります。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
パート1~3までのフルバージョンはこちら。
ライブでどうぞ。
こちらが前回紹介した、ビー・ジーズの『ステインん・アライブ。
上の曲とピンク・フロイドをマッシュアップしたら、こうなります。
コメント
4 件のコメント :
この曲は、いろんな意味での衝撃的な曲でした。
始めに聞いた時には、「よくわからないけど凄い曲だなぁ」というのが正直な印象でした。当時学生の身分で2枚組の購入費の捻出はつらかったですがアルバム買いましたよ。当時の私にとってはなかなか重たいアルバムで、2枚組通しで聴くのはきつかったかも、今の方が普通に聴けます。
シングルも、まさかピンクフロイドの曲がNo.1を獲得するとは、それも年間2位ですよ。驚きでした。
>星船さん
このアルバムは持っていないのですが、私の場合、さすがに今は聞けないかも、です。
なぜなら、2枚組を通して聴くだけの体力と好奇心、集中力がこの歳になって残っているかどうか、ちょっと自信がないですから。
ただ、2枚組を2日に分けるとか、工夫すれば何とか聞けるかもしれません。
小生は一般的に最高名盤と謂われる「狂気」(1973)にてピンク・フロイドを見限ってしまいました。ロジャー・ウォーターズが主導を取り始めてからのサウンドには神秘性・ケルト的な叙情性が全然感じられず、期待感を持って購入した「狂気」への愛着も全く芽生えず、ついに売り飛ばしてしまいました。ウォールも今聞き直してもあまり心に響かないんですよ。とにかく初期フロイドで中心となっていたリック・ライトのキーボード・メロトロン・シンセサイザーの叙情的な演奏が大好きだったのです。同時期に人気を誇ったプログレ・キーボード奏者(キース・エマーソンやリック・ウェイクマン)の様な超絶的な速弾きはリックには一切なく、全体を包み込むような奏法で「原子心母」「おせっかい」幻想的なサウンドを支えていました。彼のキーボードとデイブ・ギルモアのギタープレイのコラボこそがこの時代の魅力でした。
>ローリングウエストさん
プログレ後発組の私としては、ピンク・フロイドは前衛的で、ちょっととっつきにくいところがありますね。
この曲を取り上げたのも、彼らの中で一番わかりやすい部類の楽曲に入ることと、あと、単にビー・ジーズとのマッシュアップ動画を紹介したかっただけ、というのもあったりです。
それでも、『原子心母(アルバムではなく楽曲の方)』は、あれだけの長さなのに、けっこう好きだったりするんですよね。
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