It's All Coming Back To Me Now(イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ)/Céline Dion(セリーヌ・ディオン)
正直言って私、ジム・スタインマンといえば80年代で終わっていると思ってました。
ところがどっこい、90年代以降も私の知る限りでは、2曲ものTOP10ヒットを世に送り出しています。
しかも、その2曲とも上位にランキングされています。
他にもまだあるのでしょうか?
そして今回紹介するのは、そんなスタインマンが96年に、"世紀の歌姫"セリーヌ・ディオンに提供した楽曲です。 もちろん、スタインマンがセリーヌに曲を提供していたことは、何かの情報で知っていはいましたが、私はてっきり、その曲は葉加瀬太郎とデュエットしたヤツかと思っていました。
あれも、よくよく聞けば"それ"っぽかったもんで。
ところでこの曲、音時さんによると、前回登場したミートローフが何年も前からレコーディングを希望していたそうです。
ところが、当のスタインマンが「これは絶対に女性に歌わせるんだ!」と断固拒否。
それが原因で裁判沙汰になったとか。
なるほど、確かにこの楽曲はボニー・タイラーやファイヤー・インクの女性歌とは違って、ミートローフが歌っても違和感がないかもしれません。
もちろん、好き嫌いは別として。
ところでこの曲、7分を越える相変わらずの長丁場な曲。
音時さん曰く、「もう少し短ければ、全米№1になっていたかも…」とのことでした。
うーん、たしかに。
初登場は1996年8月17日の27位。
同年10月26日より5週連続2位を記録しています。
『glee』でも、この曲は使用されていたみたいです。
<<音時さんによる和訳かこちら>>(セリーヌ・バージョンです。)
なお、2007年にはミートローフがマリオン・レイヴンとともにカバーしています。
デュエットとはいえ、ミートローフにしてみれば、十数年越しの夢が叶ったといったところでしょうか。
ついでに、私が勘違いしてしまったこの曲もどうぞ。
コメント
4 件のコメント :
こんばんは。
熱烈な曲ですよね。
邦楽には無いドラマティックな。
ご紹介されていた「To Love You More」
ヒットしましたね。葉加瀬太郎さんの
イメージが強いです!
歌詞は、、、
「ちょっと怖い。。。わ」と思いました(苦笑)
みんさん、コメントありがとうございます。
>歌詞は、、、
>「ちょっと怖い。。。わ」と思いました(苦笑)
たしかに、和訳の歌詞だけ読めば、あみんの『待つわ』や石川ひとみ(荒井由実)の『まちぶせ』に通づるものがありますね。
でも、この2曲の作曲だけをジム・スタインマンに依頼していたら、一体どんな曲が出来上がることやら…
なんだか、サビの部分を「待つわーっ!」って絶叫させて、それを延々と繰り返しそうです。
ちなみにこの『To Love You More』、先日調べたところ、ペンをとったのはジム・スタインマンではなく、デビッド・フォスターでした(ジュニア・マイルスとの共作)。
シカゴの『素直になれなくて』の作者ですね。
こちらはこちらで、スタインマン同様に大御所です。
セリーヌ・ディオンといえば感動大作「タイタニック」のテーマ「マイハート・ウィル・ゴーオン」が思い浮かびますが、小生は初期ヒット曲「哀しみのハートビート」が大好きです。小生が愛するエリックカルメンの名曲「オールバイマイセルフ」も御本家以上の迫力ある歌唱力と声量で堂々と歌い上げているのも素晴らしいです!
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
『哀しみのハートビート』は、セリーヌの本格的なデビュー曲になるんですよね?
1990年ということですから、あの当時も今と同様、圧倒的な歌唱力。
まさに大物出現の予感を漂わせていました。
コメントを投稿